プレー・アカデミーwith Naomi Osakaはテニス界のスター、大坂なおみ選手が遊びやスポーツを通じて若い女性や女の子のエンパワーメントを目指し、国際ガールズ・デーを記念してロサンゼルスと東京の新しい助成先と、ハイチでの活動の継続を発表しました。
プレー・アカデミーは、グランドスラム・チャンピオンである大坂なおみ選手を中心に、ナイキ、ローレウス・スポーツ・フォー・グッド財団、その他の企業パートナーとともに若い女性をロールモデルとする楽しく前向きな遊びへの投資と、より包括的な遊びやスポーツ環境を作るためのコーチの育成によって、女の子のスポーツ参加を促進し、競争条件を平等にすることを目的としています。
ロサンゼルスでは、プレー・アカデミーが2年間で5万ドル（約600万円）の助成金を提供し、4つのコミュニティスポーツ団体を支援しています。各団体はスポーツを利用して、女の子にインスピレーションを与え、女の子がポテンシャルを最大限に発揮できるようエンパワーしています。First Break Academy and Pete Brown Jr Tennis Programは、プレー・アカデミー初のテニスプログラム支援です。両団体は、テニスを通じて身体活動の促進、人格形成や教育促進を図っています。また、レスリングを通じて将来のリーダー育成を目的としたプログラムBeat The Streetsや、障がいを持つ女の子たちに遊びとフィットネスの機会を提供する団体Kids Enjoy Exercise Now (KEEN)もサポートしています
東京ではプレー・アカデミーの助成を通して、NPO法人大和シルフィード・スポーツ・クラブが、女の子たちがリーダーやロールモデルとなるようなサッカーセッションを行うとともに、キャリア、ヘルスケア、リーダーシップ、エンパワーメントについて話し合う機会を提供する予定です。日本で2年目を迎えるプレー・アカデミーは、日本YMCA同盟とのパートナーシップも継続し、学生の女の子のライフスキル、学業、ウェルビーイング、地域サービス、問題解決能力の育成を目的としたマルチスポーツプログラムも実施する予定。また、流通経済大学との継続的なパートナーシップにより、ラグビーをする女の子たちが地域社会のロールモデルとなるような支援を更に行っていきます。
ハイチでプレー・アカデミーは、引き続きGOALSハイチと協力し、スポーツと教育を通じてユースのリーダーシップを高め、ハイチの地方でより強く健康的なコミュニティを形成をしていく予定です。
「私たちは、女の子たちが手の届かないところにあるようなチャンスへの道を見つける手助けをします。スポーツは自信を与え、リーダーシップと立ち直る力を教えてくれ、どんなことが起きても立ち向かえ準備をしてくれます。」
ー大坂なおみ
大坂なおみ選手は、「国際ガールズ・デーが存在するのは、スポーツをする機会や参加する機会が、女の子にとって同じでないからです。私たちの新しく加わったコミュニティ・パートナー及び既存のパートナー団体は、それぞれ若い女性や女の子をエンパワー、インスパイアし、力を与えるためにスポーツを利用し、この現状を変える機会を象徴しています。私たちは、女の子たちが手の届かないところにあるようなチャンスへの道を見つける手助けをします。スポーツは自信を与え、リーダーシップと立ち直る力を教えてくれ、どんなことが起きても立ち向かえ準備をしてくれます。スポーツは私に多くのものを与えてくれました。ロサンゼルス、東京、そしてハイチでの素晴らしいプログラムが、彼女たちにどんな景色を見せてくれるのか、本当に楽しみです。」
プレー・アカデミーwith Naomi Osakaは、2020年に東京でスタートし、2021年にはロサンゼルスとハイチに拡大しました。大坂なおみ選手は、強力なチームの必要性を認識し、ナイキ、ローレウス・スポーツ・フォー・グッドとともに、ローレウスのグローバルパートナーであるMUFG、マスターカード、ボディアーマ・スポーツ・ドリンク、ヨネックス、Levi Strauss & Co 、Sweetgreenとも団結し、彼女のコミットメントに共感して遊びとスポーツから利益を得る機会を女の子たちに与えるために投資しています。
大坂なおみ選手からプレー・アカデミー助成金団体の参加者へメッセージ
こんにちは、大坂なおみのプレー・アカデミーへようこそ。
東京、ロサンゼルス、ハイチでプレイアカデミーの旅を始める皆さんのことを考えてます。ナイキとローレウス・スポーツ・フォー・グッドとともにプレー・アカデミーを発足し、どの地域のプログラムをサポートしたいかを考える中で、みなさんのこの旅について何度も考えてきました。この旅で一番いいことは、目的地がすべて自分たち次第だということ。
プレー・アカデミーはエリートアスリートを育てるためにあるのではありません。例えあなたがいつか国を代表してオリンピックに出場したり、世界一になったりするとしても、です。もし私が今日、みなさんと一緒にそこにいて一番伝えたかった事は「スポーツは、あなたの可能性を最大限に引き出す手助けができるもの」ということ。
それが私の願いです－スポーツが、あなたの可能性を最大限に引き出すこと。
今日10月11日は、国際ガールズ・デーであることを知ってましたか？国連は、世界中の女の子が経験するジェンダーの不平等を認識するために、この日をつくることを宣言しました。女の子にとって、人生はより困難であり、チャンスも同じではありません。でも今は2021年。私たちはそれに対して何かできるはずです。
スポーツは、手が届かないと思われるような機会への道を見つける手助けをしてくれると信じています。スポーツはあなたに自信を与えてくれます。リーダーシップと立ち直る力を学ぶことができます。そして、どんな困難にも立ち向かえるようになるのです。そして、もしかしたらあなたは、自分のコミュニティで、あとからくる他の女の子たちのロールモデルになれるかもしれません。
もしかしたら、あなたがこれを読んでいるのは私たちがプレー・アカデミーを最初に立ち上げた日本かもしれません。日本では、6歳から18歳までの女の子がスポーツに参加する確率が20％も低いことを知っていますか？15歳になるまでにスポーツからドロップアウトする割合は、同年代の男子の2倍です。これも変えるときです。
もしかしてあなたは、私の思い入れの深い場所であるハイチか、ロサンゼルスで、黒人や夕食人種のコミュニティの女の子、障がいのある女の子とそのお母さん、そして多くのユニークな背景を持つ女の子など、多様なユースたちを支援する素晴らしいプログラムのいずれかに参加しているかもしれません。すべての人に一度に働きかけることはできませんが、私たちは運がいい一部の人だけでなく、すべての女の子のために変えていきたいと考えているからです。
あなたにとっての何かがあるはずです。あなたが所属するプログラムへの参加が、長く続くことを願っています。スポーツがより良い選択をするのに役立ち、あなたが新しいスキルを手に入れることができただけでも、それは素晴らしい出発点です。
私がプレー・アカデミーを始めたのは、スポーツがあなたを変えるきっかけを提供するためです。ラケットを手にし、クリートを履き、フィールド、あるいはプールに飛び込んでください。そして、私はすぐそばにいることを忘れないでください。Let’s go! –大坂なおみ
